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控訴審、流水に遊ぶ魚の如く

控訴審から、210303判例の案件を引き継ぐことになった弁護士はガラリと戦略を変えた。
と…、言うよりは、いきなりの訂正。
戦略を変えたというよりは、元の戦略自体が不在だったので、明確に戦略を打ち出したというところが正解かな?
原告が素直にも分断と判断した第2取引をも含めて一連一体の契約として、追加したのだ。

この判断(=一連一体)は正しい。
債務問題に詳しい、あるいは信念がある弁護士なら、そう考えて当然。
この弁護士は両方なのだな。

【信念好!】

先の小項目(「項目」とはタイトル。小項目って中国語っぽいっしょ?)の中での「信念」とは何か?
この場合の信念とは、

貸主、借主同一の場合の契約など、どこまでいっても同じ契約である。

なのだ。
そもそも契約終了の原因というものは「債権債務の不存在」が一番メジャーだ。
次が当事者の片方が相方のルール違反により一方的に契約を終了させるもの。
その次にくるものが特約条項。これは例えば契約期間の到来かな?
契約期間が到来(=契約期間の終了)したのならば、互いに債権債務の不存在を確認するのが当然だ。(これを清算という。)
つまり、債権債務が存在しており、契約期間が自動更新条項により更新されているのならば、契約は終了していないことになる。(115注:債権債務の存在だけで契約が終了していないことは明らかだが、ここでは駄目押しするために自動更新条項をも付け加えた。)

自動更新を停止させるためには、互いに契約を自動更新させない旨に同意しなければならない。
210303判例の案件を見る限り…。


【210303判例の案件を見る限り…】

「+1」つまり210303判例の上告代理人弁護士が一審岐阜地裁判決後に原告から相談を受けたときに何を考えたか?
普通、弁護士はこういう依頼を好まない。たぶん断るケースが多いのではないのかな?
何故か?
勝ち筋が見えないから。

訴訟というものは何でもかんでも言ったもの勝ちではない。(と思う。)
控訴審に持ち込むにも一審での主張というある程度の道筋から離れるわけにはいかない。
素人さんの展開した論理の延長線上に勝ち筋があるか?
なければ無理だ。
まず、その一点。
次に具体的な日数不足。
控訴期間というものがあり、それは民事訴訟では判決の送達の日から14日以内。
まあ、これは唯の意思表示だから簡単な書式で終わる。
問題なのは控訴理由書。控訴の日の翌日から数えて50日以内に控訴理由書を出さなければならない。
つまり一審で敗訴してから約2ヶ月の間に、
依頼を承諾してくれる弁護士を探して、一審判決文と全資料を引き渡す。
依頼を受けた弁護士は案件の判決文と全資料を読み込んで、勝てる道筋を考える。
ぼんやりと戦略が定まったら、「証拠」として何があるかを依頼人に聞く。
依頼人が証拠を探す。
あれば良いが、なければ他の戦略を考える。で、また証拠探しを命ずる。
このルーチンを繰り返す。でもって最後に控訴理由書を作成する。
これは結構大変だ。

さらに言うのなら、判事というものは、ある意味、弁護士にとっては商売上のお得意さんだ。
「○○先生(弁護士から見た判事のこと)の顔は潰せないなあ。。。」こう思ったって不思議でも何でもない。

そんなこんなで弁護士は素人の敗訴したものを引き受けるケースってのは、こと過払いに関しては多くないと思う。

ところが、この案件では証拠は全部出尽くしている。
これは弁護士にとっては仕事(=作業か?)がやり易い。
今までの説明で「この原告の証拠至上主義が一つの勝因」と書いた理由は理解できるでしょ?

つまり「+1」は短時間で210303判例の案件を見ることが出来たし、勝ち筋も見えたのだな。。。


【オン・ザ・レール】

原告が第2取引に全く触れなかったのも幸いした。自ら「分断」と主張した時点で勝ち筋は遠退いていただろうね。
たぶん、この原告は直感ではわかっていたのだろう。理屈ではわかっていないが、まあ、勘が良いのだろうね。


【舞台は名古屋へ】

「弁護士にとって判事はお得意さん」そう書いたが、この案件が控訴審以降、まともな訴訟になるのも「控訴審だから」という要素もある。
名古屋の弁護士にとって岐阜の先生のことを気遣う必要はない。
控訴審以降、まさに訴訟らしくドライに動くのも、そういった絡みがあるんじゃないの?


【証拠点数41以上】

証拠が出切っているということは弁護士は作業がやり易い。少なくとも41点以上ある証拠の中には、自動更新条項の停止に合意したものはない。
第1取引を「終了」させたと思わせるものはない。どう見たって一連一体の取引で行ける。



原告の主張は、そこそこ知っている者には「?」だ。
だが、知らないなら知らないなりに無理をしていない。
「生兵法は怪我の元」なのだが致命傷ではない。むしろ、一審岐阜地裁で敗訴して後がなくなった原告は素直になったと思う。
ここからなのだな、この案件が本来の案件らしい生き生きとした動きを取り戻し、まさに訴訟と呼べる展開をするのは。。。


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